閑古鳥の唐揚げ

全然客が来ない定食屋で鳴いていた閑古鳥を唐揚げにしたら美味しくて繁盛したが閑古鳥がいなくなり唐揚げが作れなくなったという古典落語があります。嘘です。このブログも繁盛させたいです。

第64唐 倒れたてのドミノ

枕につける枕詞 十割そば殻の天丼セット 栓抜きの要る消火栓 帽子の小さい消防士 ダウンにダック シャトルにグース 北京の母にも食べさせたい 旅路途中のタンクトップは ノースリーブで汽車に乗る 痰が絡んだ目覚まし時計が 午前3時に咳をする 枕につける枕…

第63唐 古今東西

「古今東西!」 「「(`・∀・)ノイェ-イ!」」 「お題は、東京フレンドパークのアトラクション!」 パンパン 「ウォールクラッシュ」 パンパン 「フラッシュザウルス」 パンパン 「ハイパーホッケー」 パンパン 「ンゴボコ」 パンパン 「デリソバゴールド」 パンパン 「ネズミ殴るやつ」 パンパン 「…

第62唐 ( スシ )食いねェ!

問1.次の文章に当てはまる言葉を下の選択肢から選びなさい。(複数使用可) ( ア )は( イ ) ( ウ ) ( エ ) ヘイ・ラッシャイ ( オ ) ( カ ) ( キ ) ( ク ) ヘイ・ラッシャイ ( ケ ) ( コ )に( サ )( シ ) ヘイ・ラッシャイ ( ス ) ( セ ) ( ソ )( タ ) ヘイ・…

第61唐 赤い彗星

後ろから女性の悲鳴。 振り向く僕らの視線の先。 マダムの手許から弾けた赤い果実が、坂の力を借りて転がり始めていた。 「ふじだ。」 彼女はリンゴの品種に詳しかった。 流星群のように迫ってくるリンゴを少しでも救いとろうとする僕の横で、彼女は声を震わせ…

第60唐 信号を待ちながら

信号待ち。 信号はまだ変わらない。 大学生ほどの男女の会話に耳を傾ける。 「端午の節句がビンゴの節句だったら、5月4日はリーチの節句かな。」 「そうかもね。」 「そしたら5月1日はFREEの節句かな。」 「そうなのかもね。」 「そもそもゴールデンウィークなのに、…

第59唐 坂本慎太郎が歌わない歌

ほねつぎ それは整骨院とは違う ほねつぎ それは接骨院とも違う ほねつぎ それは整体院とは違う ほねつぎ それは鍼灸院とも違う 柔道整復術 きみがほねつぎ ほねつぎ それはほねを治さない ほねつぎ それはほねを繋がない ほねつぎ それはほねを癒さない ほ…

第58唐 運命のバレンタイン

鈴木「佐藤くん、、、このチョコ受け取ってください!」 佐藤「ありがとう!これもしかして手作り?」 鈴木「うん!昨日頑張って作ったの!」 佐藤「そうなんだ!じゃあ合格するといいね!」 鈴木「え?」 アナ『本日判定いただくのは、こちらの7名の一流パティシエの…

第57唐 ある平日のバグRTA

朝目覚めた瞬間からタイマースタートです。 ↓ 昨夜就寝時に上手く乱数調整出来ていれば確実に「寝相:悪」を引くことが出来ます。 掛布団が既にめくれた状態でスタートしますので、コンマ5秒ほど短縮することができます。 ↓ 起床後はカーテンを開ける→部屋の電…

第56唐 古畑任三郎のレアな回

冒頭の語りでライトの照度が高すぎる回 テーマ曲のBPMが240になる回 オープニングから一貫して「古畠任三郎」と表記されるが特に伏線でも何でもない回 古畑は日曜朝の戦隊モノとしか言ってないのに犯人がつい仮面ライダーと言ってしまったことが決め手になる回…

第55唐 箸は何故かタブーばかり名付けたがる

・躱し箸 他者が料理を取ろうと伸ばした箸を躱して先に料理を取ること。 ・捌き箸(手羽箸/小骨箸) 箸を使用して魚や骨付き肉などの身と骨を分けること。 ・耽り箸(憂い箸) 箸を持ったまま物思いに耽ること。 ・侵し箸(犯し箸/冒し箸) (スプーンやフォーク…

第54唐 海辺にて

この前のこと。 この前とは言っても、まだ残暑の厳しい9月の出来事だ。 僕は、高校からの一番の親友と海に出かけた。 その海は、東京では珍しく砂浜のある場所だった。 まもなく故郷に帰る彼に、この景色を見せておきたかったのである。 彼は、砂浜に到着す…

第53唐 府知事だョ!全員投票

肴に合う酒を選ぶドリフ ビールだな サバカン 言い換えるドリフ 妊婦だな ママサン とんでもないローカルルールで麻雀しているドリフ 平和だな ナナハン 湯船に浸からないタイプのドリフ いい湯だな アサシャン 空腹が限界に達したドリフ ピークだな ラマダン 子どもにそろばん…

第52唐 料理は準備が9割

「こんにちは。3分03秒クッキングのお時間です。」 「今日は簡単に作れる麻婆豆腐を作っていきましょう。」 「よろしくお願いします。」 「材料はこちらになります。」 「ひき肉、豆腐、長ネギ、にんにく、しょうが、そして各種調味料。かなりシンプルですね。」 「そう…

第51唐 かつて日本から一部のカタカナだけが伝来した国のブログ

ホボホボホボポ。 ホホボホボホ、ホボホホボホポボボホホホホ。 ホボホボホホホホホ、ポポホホボホホホボポ。 ホポホホホボボボホーボホポボボホホホホポホホボホホホボポポポホホ。 ホホホホホホ。ホホホホホ、ポポポポーホホボボポホホボホーホ。 ボホホボ…

第50唐 バンズとパティが合ってない話

「ピエールと言えば?」 この問いに、今の私ならなんと答えるだろう。 あの日の感情の高まりは、今もまだ私の心に残っている。 終日運転が取りやめられた埼京線。 行き場を失い転がり込んだネットカフェは、思いのほか充実した場所だった。 コーヒーの痕がまだ…

第49唐 無事だョ!全員解散

理科の教師に当てられたドリフ 「ニサンカマンガンガン」 しっかりと敬称をつけるドリフ 「ミランダカーサンダ」 前職を聞かれた時のドリフ 「サカンヤダッタンダ」 昇格したドリフ 「チーフだな アハハン」 引き際を悟るドリフ 「ピークだな アハハン」 煽るドリフ 「チープだな アハハン」 入れ歯になった…

第48唐 この曲を歌え れない メマイ

夢じゃない あれもこれも その手でドアを開けましょう 祝福が欲しいのなら 悲しみを知り 1人で泣きましょう そして輝きましょう そして輝きましょう そして輝きましょう そして輝きましょう そして輝け れない メマイ 夢じゃない あれもこれも その手でドア…

第47唐 運動貝

初の試みとなった運動貝も、ついに最後の種目を迎えた。 運動貝の発起人である校長は、対抗リレーに向かう生徒達を恵比寿天のような表情で見つめていた。彼は毎春解禁と同時に仲間達と潮干狩りに出かける生粋の貝好きで、秋にも貝関係の楽しみが欲しいと例年…

第46唐 また好きな人できたなんてすぐ言ってくるよどうせ

君がいないと 何も できないわけじゃないとヤカンを火にかけたけど 紅茶のありかがわからないほら朝食も作れたもんね だけどあまりおいしくない君が作ったのなら紅茶の ヤカン火にかけたのに 一緒にいる時は朝食に思えるけどやっと紅茶を手に入れたヤカンを…

第45唐 ポケルスを絶やすな!

「色々と世の中には謎がありますよね」 「そうですね」 「なぜ胡麻はすりごまと炒りごまなのかと」 「ベーゴマもありますけど」 「焼きごまとか蒸しごまとか揚げごまもあってもいいじゃないかと」 「調理法がね」 「そもそもするのってごまくらいでしょ」 「慣用句にまで成…

第44唐 色んな第1位

ポケモンっぽい香辛料第1位 ナンプラー イナズマイレブンの必殺技っぽい理科用具第1位 こまごめピペット 名前からして明らかに脇役ではないハリウッド俳優第1位 ベネディクト・カンバーバッチ 名前からしていかにもユニクロに陳列されそうな猫第1位 ノルウェ…

第43唐 乾き目ヒーロードライアイ OP曲

耳目集める活躍で 乾いた世界に潤いを 僅かにまばたき多いけど いかなる悪事も見逃さぬ 金目のものに 糸目もつけず 脇目も振らずに やって来た 乾き目ヒーロー ドライアイ 幾多の悲しみ乗り越えて 二度と涙は流さない 目にも止まらぬ早業で 悪に目に物見せて…

第42唐 湿気た煎餅 塩の味

「最近ボードゲームにハマっててな」 「ああ、面白いよな」 「そうそう、それで俺もゲーム開発したのよ」 「自分で考えたんや」 「言ってみれば紙相撲なんやけどな」 「紙相撲?」 「お前も1回はやったことあるやろ」 「思ってたボードゲームと違うな」 「え?」 「紙相撲をボー…

第41唐 高価な墓石を建てること それが一番大事

高価な墓石を建てるより 墓石でも建ててる方がすばらしい 墓石建つだけで墓石建てる人はいるけど さんざん墓石を建てた後 墓石への想いは変わらないけど 墓石の高価さに時折建てそうになる ここに墓石を建てるのが淋しいのじゃなくて ここに高価な墓石を建て…

第40唐 勝手に寝返れ

壁際に 寝返り打って 寝返り 打っている やっぱり寝返り 打ってるんだな 壁際でばかりじゃないと 寝返り打ち集め 壁際 寝返り 打つ気がしてる 壁にいるなら寝返りを打つがいい 返る気になりゃ壁際おいでよ せめて少しは壁際に居させてくれ 寝返りしてる間に …

第39唐 有事だョ!全員集合

江戸時代のドリフ 「ババンババンバンバン 藩守れよ!」 患者を励ますドリフ 「ババンババンバンバン 癌治せよ!」 給湯器のドリフ 「ババンババンバンバン 栓閉めろよ!」 警察のドリフ 「ババンババンバンバン 銃捨てろよ!」 普通の炒飯では満足しないドリフ 「ババンババンバンバン 餡…

第38唐 応対音感

「お邪魔します。」 シとソが訪ねてきたのは、日の沈む頃だった。 「いらっしゃい。最近よくお越しになりますね。」 「いつもお邪魔しちゃってすいません。」 シは右手で頭を掻きながら答えた。 「いえいえ、いいんですよ。お仕事ご苦労様です。」 椅子に腰掛けた2人…

第37唐 なんでもない夜のような夜

大雪への警戒を呼びかける朝の天気予報を思い出し、私は軽く舌打ちをした。 「なんでこんな日に車で出掛けるんだ。」 自分もその一員であることも分かった上で、フロントガラスの向こうで連なる赤いテールランプに文句を当てつける。 そんな私の心の棘は、左側…

第36唐 アンパンマンのレアな回

アパホテルが一社提供してアンパンマンの必殺技が「アパ〜ンチ!」になる回 1週間寝かせたカレーパンマンが加齢パンマンとして登場する回 性犯罪の斡旋をしたバイキンマンが倒されて「売買春〜!」と言う回 しょくぱんまんが耳掃除しすぎて耳が無くなる回 普通に…

第35唐 「熱海」も「温泉」も意味は「温かい水」なので「サハラ砂漠」みたいなもん

「古田新太です」を高速で発すると「古畑です」に聞こえるのと同様に、「温泉地」は「おせち」、「寒暖差」は「カンダタ」として聞かせることができる。 古畑であれば、「よろこぶ」で「昆布巻き」から「穴で一年が見通せる」で「れんこん」まで、およそ1人の人間が考えたとは思…