閑古鳥の唐揚げ

全然客が来ない定食屋で鳴いていた閑古鳥を唐揚げにしたら美味しくて繁盛したが閑古鳥がいなくなり唐揚げが作れなくなったという古典落語があります。嘘です。このブログも繁盛させたいです。

第7唐 平家食卓物語

〇原文

基本コーラと酒を飲め

胡椒不要のひじき味

生醤油とサバと味噌

今日は生粋のトロアジと語らう

とろける桃も舌淫らす

絡まる桃も梅の如し

揚げ干物を蒸し煮た物です

塩気に酒のアテの七味おかき

 

 

〇現代語訳

基本的にコークハイを飲め。

(アテには)ひじきの味がついているので胡椒をかける必要はない。

生醤油とサバと味噌が手に入ったが、今日は最高級のトロアジをじっくり堪能すると心に決めている。

桃は(口の中で)とろけて舌を魅了する。

(コークハイと)絡んだ桃はまるで梅のような味わいだ。(※1)

揚げた干物を蒸して煮たものです。(※2)

塩気が欲しくなった時には、酒のアテに七味おかき(※3)を食べる。

 

(※1)当時は酒とアテを同時に口の中に入れ、味の変化を楽しむ習慣があった。

(※2)作者の妻にあたる人物の言葉とされる。後章でも、この人物が独特な料理を提供する描写がある。

(※3)丹後国(現在の京都府)の名産であった。